STAEDTLER(ステッドラー)の「avant-garde」(アバンギャルド)。美しいデザインで人気の多機能ペンです。
そんなアバンギャルドですが、利用者の評判や、実際の使い心地などはどうでしょうか。
そこで、今回の記事では、ステッドラーのアバンギャルドの仕様や良い評判・悪い評判、また、私自身が購入して実際に使ってみた感想(レビュー)などを含めて詳しく解説します。
結論からお話しすると、アバンギャルドはスリムなデザインと鮮やかなカラーが特徴の、スタイリッシュで持ちやすいペンでした。
表面がなめらかな分指が滑りやすいなど、気を付けておきたい点も含めてお話ししますので、購入を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。
「ステッドラー」について
ステッドラーは、ドイツの文具メーカーで、特に鉛筆や製図用シャープペンシルなどの製品で有名です。
ステッドラー社は1835年、ヨハン・セバスチャン・ステッドラーによって設立された歴史ある会社で、同社の販売する筆記用具などの文具は、その品質の高さから、多くの人に愛用されてきました。
特に鉛筆については、1662年頃からヨハン・セバスチャンの祖先、フリードリッヒ・ステッドラーが製造していたこともあって当初から製造されており、中でも「マルス ルモグラフ」というシリーズが有名で、プロも認める品質です。
その後、シャープペンシルやボールペンなどの製造も順次始まり、今回お話しする「アバンギャルド」は2003年に発売され、以後、ボールペンとシャープペンシルの機能を備えた美しいデザインの多機能ペンとして人気を集めています。
「アバンギャルド」について
ステッドラーの多機能ペン「アバンギャルド」シリーズには、大きく分けて「アバンギャルド」、「アバンギャルド ライト キャリア」、「アバンギャルド ライト」があり、それぞれの主な違いなどについては👇です。
アバンギャルド | アバンギャルド ライト キャリア | アバンギャルド ライト | |
---|---|---|---|
ボールペン (色) | 黒、赤、青 | 黒、赤 | 黒、赤 |
シャープペン (芯径) | 0.5mm | 0.5mm | 0.5mm |
材 質 (ボディ) | アルミ | アルミ | アルミ |
サイズ (mm) | 148×12.5×11.5 | 131×11.8×9.5 | 131×11.8×9.5 |
重 量 ( g ) | 18 | 14 | 14 |
軸 色 ( 種 類 ) | 7色 | 5色 | 9色 |
価 格 ( 税 込 ) | 3,630円 | 2,750円 | 2,750円 |
「アバンギャルド」と「アバンギャルド ライト(キャリア)」の最も大きな違いは、ボールペンの色の数です。
また、「ライト キャリア」は、「ライト」の軸部分の塗装仕上げをグレードアップし、高級感を高めています。以前は「ライト キャリア」のほうが価格が高かったのですが、その後、同じ価格に統一されました。
今回は、ボールペン3色+シャープペンシルの「アバンギャルド」についてお話しします。
なお、アバンギャルドのカラーラインナップについては👇です。
- スノーホワイト
- クールシルバー
- シャンパンゴールド
- チタニウムグレイ
- ブラストブラック
- ナイトブルー
- アーバンブルー
ネーミングも美しいですね。
ステッドラー「アバンギャルド」の良い評判
ステッドラーのアバンギャルドには多くの良い評判があります。特に好評な点は👇です。
デザインが良い
ペンのデザインやカラーが良いという声が多く見られます。例を挙げると👇です。
- ペン軸のカラーが美しい
- スリムでスタイリッシュ
美しいカラーのラインナップや、多機能ペンとしてはスリムでスタイリッシュなデザインが人気を集めています。
握りやすい
握りやすさ、持ちやすさに関する声も多く見られます。例を挙げると👇です。
- 細身で握りやすい
- 軽くて持ちやすい
細身なシルエットは、デザイン性だけでなく握りやすさにもつながっており、また、多機能ペンとしては軽量(18g)のため、書いていて手が疲れにくいなどの声が多く聞かれます。
ステッドラー「アバンギャルド」の悪い評判
一方、アバンギャルドに関する悪い評判も一部見られます。主なものは👇です。
ペンを振ると音がする
ペンを振ると、シャカシャカというような音がするという声があります。
これについては、気になるという声と気にならないという声の両方が見られ、また、どの程度ペンが動くかなど、書き癖にもよると思いますが、小さな音でも気になるという方は気に留めておきたいポイントです。
クリップが硬い
クリップが硬くて、ほとんど動かないという声があります。
全く上がらないため、物を挟むことができず、装飾品としての役割しか果たしていないという声も見られますので、クリップを活用したい方は要注意です。
ステッドラー「アバンギャルド」のレビュー
ここからは、私がアバンギャルドを実際に使ってみて感じたことを、上でお伝えした「評判」の項目も含めてお話ししていきたいと思います。
私は今回、Amazonで購入しました。2,527円(税込)と定価より約3割安く、かつ、送料も無料だったからです。
届いたものが👇です。
透明なケースに入っていました。
ケースの裏面には使用方法や芯の交換・補充方法などが書かれています。
後でお話ししますが、アバンギャルドは最初芯の出し方など、使い方に少し戸惑うかもしれませんので、ここに記載されているのはありがたいですね。
デザインについて
今回購入したのは、アバンギャルドのアーバンブルー(927AG-UB)です。
とても鮮やかな色合いですね。
「ナイトブルー」というもう少し暗めのカラーとどちらにするか少し迷いましたが、アーバンブルーは深みがあり、ネイビーに近いような色合いですので、スーツとの相性も良く、ビジネスシーンに映えます。
多機能ペンとしてはスリムで、私が他に持っている多機能ペンや多色ボールペンと比べると👇です。
一番下がアバンギャルドです。
メーカー名と製品名はペンの中央やや下(👇)に表示されています。
美しい青地に浮かび上がるシルバーが映画のオープニングを思わせるような美しさです。
クリップやノック部分、ペン先などはつや消しのような質感で、光は反射しますが、鏡のように映したりすることはありません。
なお、上で少しお話ししましたが、ペンの上部に「Black」や「Red」などの印字があり、たとえば「Red」を上に向けてノックすると赤の芯が出るというような構造になっています。
持ちやすさについて
上でも少しお話ししましたが、アバンギャルドは多機能ペンとしては細身のため、握りやすいです。
また、重さは約18gとなっており、持ってみると多少指にペンの重さがかかりますが、この価格帯の多機能ペンとしては軽めですので、長時間の使用にも適しています。
ただ、表面がとてもなめらかで、ペンを下に向けて少し指の力を抜くと滑り落ちそうになりますので、指が滑らないように注意が必要です。
ペンの音について
評判にもありましたが、アバンギャルドは持って振ると、シャカシャカというような音がします。ペンの内部で芯同士が触れ合う音ですね。
ただ、振るとはっきり聞こえますが、普通に書いている分にはあまり音はしません。
また、おみくじの箱を振るときのような音で、特に不快感はありませんので、大きな問題ではないと感じましたが、音が気になる方は気を付けたいポイントです。
クリップについて
上で、クリップが硬いという声があるとお話ししましたが、本当に硬くて、爪で持ち上げようとしてもほとんど動きません。
さらに、ペン本体とクリップの先端部分との間に隙間がないため、他のペンのように何かにクリップの先端を当てて滑らせるように挟もうとしてもまず無理です。
口コミにもありましたが、アバンギャルドのクリップは装飾品と割り切ったほうが良さそうです。
書き心地について
レビューの最後に、書き心地についてお話しします。
結論からお話しすると、アバンギャルドの書き心地は悪くありませんが、少しかすれます。
実際に書いてみたのが👇です。
書き心地自体は問題なく、紙にひっかかるようなガリガリとした筆感もほとんどありませんが、よく見ると、ところどころかすれが見られます。
これについては、油性インクのため、ある程度は仕方ないところですが。その代わり、速乾性はとても高く、字を書いた直後に触れても字がのびたり、インクが指に付いたりすることはありません。
なお、口コミを見ると、ボールペンの芯をジェットストリームに変えているという声があります。もし書き心地が気になる場合は、ジェットストリームなど、4C規格の他の替え芯を使用してみるのもいいですね。
アバンギャルドはどこで買えるか
ステッドラーの多機能ペン「アバンギャルド」は、以下のような場所で購入できます。
実店舗
「アバンギャルド」を含めた各種ステッドラー製品は、文房具店や書店など、一部の店舗で取り扱われています。
実店舗では、実物を見たり、触れたりできるのが最大のメリットで、店舗によっては試し書きができたりすることもあります。
取り扱い店舗の一覧や概要については、ステッドラー公式HPに掲載されていますので、そちらをご参照ください。
オンラインストア
Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどの大手オンラインストアなどでも購入できます。
サイトや商品によっては送料無料になる場合があり、また、セールなどのキャンペーンを利用することで、通常よりもお得に購入できるかもしれません。
私は、定価3,630円(税込)のところ、Amazonで2,527円(税込・送料無料)で購入しました。
アバンギャルドの評判・レビューのまとめ
以上、ステッドラー「アバンギャルド」の仕様や良い評判・悪い評判、また、私自身が購入して実際に使ってみた感想(レビュー)などについてお話ししました。
今回の話のポイントをまとめると、👇です。
- 仕 様
- ボールペン3色+シャープペンシル
- サイズ:148×12.5×11.5mm
- 重 量:18g
- 軸 色:7色
- 価 格:3,630円(税込)
- 良い評判
- デザインが良い
- 握りやすい
- 悪い評判
- ペンを振ると音がする
- クリップが硬い
- レビュー
- スリムで鮮やかな色合い
- 表面がなめらかで滑りやすい
- 書き心地は問題なく少しかすれる
ステッドラー「アバンギャルド」は美しいデザインが特徴の、スタイリッシュな多機能ペンです。
利用者の評判は、スリムなデザインや鮮やかなカラーなどの外観や、握りやすさなどに関する声が多く見られました。
ペンを振ったときに音がすることや、クリップの硬さなど、一部マイナスな評価もありますが、全体的には高い評価を受けているようです。
私も実際に購入して使用してみたところ、表面がなめらかな分滑りやすく、少しかすれるなど気になる点もありましたが、多機能ペンとしては細くて軽いペンは使いやすく、また、スーツに映えそうなアーバンブルーの鮮やかな色合いはイメージどおりで、さっそく仕事で活躍しそうです。
価格は、定価は3,630円(税込)ですが、Amazonや楽天などで定価よりも安く購入できるかもしれません。私はAmazonで2,527円(税込・送料無料)で購入しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。