グラフギア500と無印の低重心シャープペンの関係性や違いを徹底解説

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Pentel(ぺんてる)「GRAPHGEAR500」(グラフギア500)無印良品「低重心シャープペン」

見た目がとてもよく似ていますが、何か関係があるのでしょうか。また、仕様、デザインなどの違いはあるのでしょうか。

今回の記事では、ぺんてるのグラフギア500と無印良品の低重心シャープペンの関係性について確認した上で、その共通点や違いなどについてお話しします。

どちらのシャープペンシルを購入しようか迷われている方の参考になれば幸いです。

目次

グラフギア500と無印の低重心シャープペンの関係

ぺんてるの「グラフギア500」と無印良品の「低重心シャープペン」は見た目がかなり似ていますが、関係はあるのでしょうか。

これについて、公式発表はされていませんが、無印良品の「低重心シャープペン」は「グラフギア500」のOEMだろうと言われています。

「OEM」って何?

OEMは、「Original Equipment Manufacturing」の頭文字を取っており、他社のブランドの製品を製造すること(又はその企業)を意味する言葉です。

たとえば、自動車で言えば👇の3車種は基本的な設計は同じです。

  • ダイハツ:ロッキー
  • ト ヨ タ :ラ イ ズ
  • ス バ ル :レックス

トヨタのライズとスバルのレックスは、ダイハツのロッキーのOEM車です。簡単に言えば、ダイハツの作った車(をベースにした車)をトヨタとスバルが販売しているわけですね。そのため、細かな仕様は違っても、基本的な設計は共通しています。

これにより、たとえばトヨタでは軽自動車を自社で製造していませんが、OEMを活用することで、「ピクシスエポック」などの軽自動車を販売できるようになるわけです(ピクシスエポックは、ダイハツのミライースのOEM車です)。

OEMは、委託者、受託者ともにメリットがあるため、自動車の他、化粧品、スマートフォンなど、幅広い分野で活用されています。

ぺんてるのグラフギア500と無印の低重心シャープペンは、特徴的なグリップなども含めた見た目、仕様ともかなり似ており、偶然同じようなデザインになったということは考えにくいため、おそらくOEMだろうというのが一般的な見方です。

なお、無印良品の公式ホームページのレビューを見ると、グラフギア500のOEMに関するコメントが掲載されています。あくまでレビューですが、同ホームページには、投稿したレビュー・コメントは運営担当者が確認する旨の記述がありますので(公序良俗に反する内容が含まれていないかなどのチェックが必要ですので、当然ですが)、少なくともレビューの内容について一般的に無印側の内容確認は行われているようです。

グラフギア500と無印の低重心シャープペンの比較

ここからは、グラフギア500と低重心シャープペンを比較していきたいと思います。

仕様について

最初に、それぞれの仕様について確認します。

まず、ぺんてるのグラフギア500の主な仕様等は👇です。

グラフギア500の主な仕様等(公式HPなどから抜粋)
  • 機 構:ノック式
  • 材 質
    • 軸:再生ABS
    • グリップ:真鍮
  • サイズ:10×8×147
  • 重 さ:15.0g(実測)
  • 芯 径:0.3、0.4、0.5、0.7、0.9
  • 軸 色:シルバー
  • 価 格:550円(定価・税込)

一方、無印良品の低重心シャープペンの主な仕様は👇です。

低重心シャープペンの主な仕様等(公式HPから抜粋)
  • 機 構:ノック式
  • 材 質
    • 軸:ABS
    • グリップ:真鍮
  • サイズ:11×9×147
  • 重 さ:15.0g(実測)
  • 芯 径:0.3、0.5
  • 軸 色:白、黒、青、赤、黄色
  • 価 格:590円(定価・税込)

アンダーラインを引いた箇所が、主な相違点です。

芯径はぺんてるのグラフギア500のほうが選べる幅が広いんですね。

一方、軸色は無印良品の低重心シャープペンのほうが選択肢が多くなっています。

外観について

次に、外観を比較したいと思います。

まず、ぺんてるのグラフギア500と無印良品の低重心シャープペンの見た目は👇です。

仕様ではサイズにやや差があり、低重心シャープペンのほうがわずかに太いようですが、見た目にはほとんど分かりません。なお、長さは仕様でも全く同じ14.7cmで、重さは実際に量ってみたところ、ともに15.0gでした。

グリップ部分の材質は真鍮で、かつ、ローレット加工という👇のような独特の加工が施されています。これは両者共通です。

また、クリップのかたちや、ノック部分の芯硬度表示窓も同じです。

一方、違うところもあります。

まず、ペン軸の色です。上で少しお話ししましたが、グラフギア500のペン軸の色はシルバーのみですが、低重心シャープペンの軸色は白、黒、青、赤、黄色の5色の中から選べます。

また、グラフギア500のペン軸には商品名や品番が表示されていますが、無印良品のペン軸には何も表示されていません。

「しるしの無い良い品」が無印良品ですから

グラフギア500と低重心シャープペンの外観については、このペン軸の色と表示以外はほぼ同じです。

ノック音について

次に、ノック音についてお話しします。

ぺんてるのグラフギア500と無印良品の低重心シャープペンは、ともにノック音が小さめですが、低重心シャープペンはさらに音が小さめだと感じます。

グラフギア500のやや高めで涼しげなノック音に対して、低重心シャープペンはやや低めで小さめのノック音です。

よく聞いてみればそうかもしれないというぐらいの差ですが、少しでもノック音が小さいほうがいいという方には無印のほうがほうがおすすめです。

価格について

次に、価格を比較します。

ぺんてるのグラフギア500と無印良品の低重心シャープペンの価格を比較すると👇です。

価格の比較
  • グラフギア500 :550円(定価・税込)
  • 低重心シャープペン:590円(定価・税込)

定価で比較してもグラフギア500のほうが安いですが、グラフギア500はAmazon楽天Yahoo!ショッピングなどの大手オンラインストアなどで取り扱われているため、さらに安く手に入れられるかもしれません。

私は、Amazonで347円(税込・送料無料)で購入しました。

ぺんてるでも無印良品でもどちらでもいいので少しでも安く購入したいという方には、グラフギア500のほうがおすすめです。

その他共通事項について

その他、ぺんてるのグラフギア500と無印良品の低重心シャープペンに共通した内容は👇です。

その他共通事項
  • グリップはやや滑りやすい
  • 低重心で書きやすい
  • ペン先が見やすい

グラフギア500は製図用シャープペンシルですので、基本的に書きやすく、ペン先が見やすい設計となっています。

なお、このあたりの内容については👇の記事で詳しくお話ししています。

グラフギア500と無印の低重心シャープペンの比較のまとめ

以上、Pentel(ぺんてる)「GRAPHGEAR500」(グラフギア500)無印良品「低重心シャープペン」の関係性や共通点、違いなどについてお話ししました。

今回の話のポイントをまとめると👇です。

  • 両者の関係性はOEMと考えられる
  • 仕様の違い
    • サイズ
      • ぺんてる:10×8×147
      • 無印良品:11×9×147
    • 芯 径
      • ぺんてる:0.3、0.4、0.5、0.7、0.9
      • 無印良品:0.3、0.5
    • 軸 色
      • ぺんてる:シルバーのみ
      • 無印良品:白、黒、青、赤、黄色
    • 外 観
      • ぺんてる:ペン軸に品番等表示あり
      • 無印良品:ペン軸に表示なし
    • ノック音
      • ぺんてる:やや高めで涼しげ
      • 無印良品:やや低めで小さめ
    • 価 格
      • ぺんてる:550円(定価・税込)
      • 無印良品:590円(定価・税込)
  • その他共通事項
    • グリップはやや滑りやすい
    • 低重心で書きやすい
    • ペン先が見やすい

無印良品の「低重心シャープペン」は「グラフギア500」の関係性はOEMだと考えられています。

そのため、仕様や外観はとても似ていますが、一方で、細かな点や選択肢の幅などに違いがあります。

たとえば、芯径についてはグラフギア500のほうが選べる幅が広いが、軸色の選択肢は低重心シャープペンのほうが多い、などです。

ただ、それでもグラフギア500のシルバー一色の外観のほうが好き、ペン軸に何も書かれていない無印のデザインのほうが好きなど、最終的には好みになってくると思いますので、上の内容などを参考に選んでいただければと思います。

それでも、正直大きな差は感じられないのでどちらでも良いということであれば、グラフギア500のほうがおすすめです。定価自体安いですが、Amazonなどで購入すると、さらに安く手に入れられる可能性が高いです(私はAmazonで347円で購入しました)から。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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