PILOT(パイロット)のAcro1000(アクロ1000)。細身でスタイリッシュな、高級感漂うボールペンです。
価格は1210円(定価・税込)と、パイロットのアクロインキシリーズの中では高めの価格帯となっています。
これまでに、アクロ300やアクロ500を購入してきましたが、今回は上位モデルのアクロ1000を購入しましたので、そのデザインや書き心地など、実際に使ってみて感じたことをレビューしたいと思います。
結論からお話しすると、アクロ1000は美しい外観となめらかな書き心地を兼ね備えたボールペンです。
ペンの表面がなめらかな分、指が滑りやすいなど、気を付けたい点も含めてお話ししますので、購入を検討されている方はぜひ最後までお読みください。
「アクロ1000」の概要、仕様等
概要
アクロ1000は、パイロットが開発した、アクロインキを使用したボールペンで、2018年2月に発売開始されました。
アクロインキは、粘度を一般的な油性ボールペンの1/5にしたもので、水性に近いさらさらなインキにすることで、なめらかな書き心地が実現されています。
細身でスタイリッシュなデザインに加えて、油性ボールペンなのになめらかな書き心地が特徴です。
仕様
そんなアクロ1000の主な仕様は👇です。
- 種 類:油性ボールペン
- サ イ ズ:最大径 φ9.8mm 全長 143mm
- 重 量:17.1g
- ボール径:0.3mm or 0.5mm or 0.7mm
- 軸 さ や:黄銅・塗装
- 方 式:ノック式
- イ ン キ:アクロインキ
- インキ色:黒
- 価 格:1,210円(税込)
黄銅とは真鍮のことで、トランペットなどの金管楽器などにも使用されている素材です。
選べる軸色(ペン本体の色)は👇で、ボール径によって異なりますが、全16色の中から選べます。
- 0.3mm
- パールグリーン
- パールベージュ
- パールコーラルピンク
- パールパープル
- パールホワイト
- パールボルドー
- 0.5mm
- ブラック
- メタリックレッド
- ネイビー
- メタリックグレー
- シャンパンゴールド
- メタリックソフトブルー
- 0.7mm
- メタリックブルー
- メタリックターコイズブルー
- メタリックピンク
- メタリックブラウン
なお、替芯は👇で、全て110円(定価・税込)です。
- 0.3mm:BRFV-10MF-B
- 0.5mm:BRFV-10EF-B
- 0.7mm:BRFV-10F-B
「アクロ1000」をレビュー(デザイン)
外観について
今回、私はAmazonで購入しました。届いたのが👇です。

箱で届きました。開けてみたのが👇です。

ケースの中に、袋に入ったアクロ1000が、使用説明書と一緒に収納されていました。


高級感が高まりますね。
今回購入したのは、パイロット「アクロ1000」の0.5mmのネイビー「BAC-1SEF-NV」です。


細めでスタイリッシュな外観ですね。
特にオフィスでの使用に映えそうな、深めのネイビーです。濃淡は、スーツで言えばミディアムネイビーとダークネイビーのちょうど中間ぐらいでしょうか。


👆のペンのつなぎ目部分とノック部分、クリップ部分はシルバーで、スタイリッシュ感を高めています。


クリップは硬く、指ではほとんど上がりませんが、その分ノートの表紙などに挟むと安定します。
なお、分解してみるとこうなります(👇)。


「アクロ1000」をレビュー(性能)
書き心地
アクロ1000はなめらかに書ける油性ボールペンです。
そして、速乾性も高く、書いた直後に字に触れても、インクがのびたり、指がインクで汚れたりすることは全くありません。
ただ、書いていると、特に書き出しのときなど、たまに字がかすれるときがあります。
実際に書いてみたのが👇です。


ただ、かすれについてはよく見れば分かる程度ですので、お話ししましたとおり、基本的にはなめらかに書ける、仕事でも勉強でも使いやすいボールペンです。
持ちやすさ
アクロ1000のペン軸は全面が黄銅・塗装で、ペンの表面はとてもなめらかですので、ペンを下に向けて少し指の力を抜くと、指の間をすり抜けて落ちそうになります。
普通に握っている分には問題ないと思いますが、何かの拍子に指が滑ったりしないように注意が必要です。
ペンの全長は約14.3cmと平均的な長さで、細いですが、標準的なサイズです。
一方、重量は約17.1gで、一般的なボールペンと比べると少し重く、実際に持ってみるとペンの重さが指にかかる感覚がありますが、そこまで重いわけではありません。
そして、アクロ1000は低重心設計です。


指に乗せてみると、ちょうどペンのつなぎ目当たりを中心として左右が釣り合いますので、結構重心が低めですね。
初めて持ったときは、ペン自体の重さは感じるものの、低重心の感覚はそこまでなかったのですが、上下逆にして持ってみると、上(ペンの下側)が重く、手のほうに倒れてくるような感覚があり、低重心が実感できました。
その後もペンを使っていくと、重心が低い分、ペンを起こすような動作がしやすいなど、低重心のボールペンの使い心地の良さが感じられます。
総合的に見ると、指が滑らないように注意が必要ですが、基本的には持ちやすく楽に書けるボールペンです。
ノックについて
アクロ1000はノック式ボールペンですので、次にノックについてお話ししたいと思います。
まず、ノック音については、「カチッ」という音がはっきりと聞こえます。そこまで大きな音ではありませんが、少し響きますので、会議中や図書館など、静かさが求められる場所では少し気になるかもしれません。
また、ノック部分は細長いですが、タッチが柔らかいため、何回もノックしても指に負荷はほぼかかりません。


ですので、音が気になる環境での使用には注意が必要ですが、ノックしやすいため、仕事や勉強などでも使いやすいボールペンです。
「アクロ1000」はどこで買えるか
アクロ1000は、以下の場所で購入できます。
オンラインストア
Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどのオンラインストアなどで購入できます。
私はAmazonで購入しましたが、店頭で購入する場合と比べて2つのメリットがあると感じました。
- 安く購入できる
- ケースが付いている
メリットの1点目は、価格です。本記事執筆当時、アクロ1000の定価は1,100円(税込)でしたが、Amazonでは900円(税込)で販売されており、かつ、送料も無料でしたので、店頭よりも安く購入できました。
メリットの2点目は、前述のとおり、ケースが付いていることです。ボールペンの高級感が高まりますし、使わないときは同梱の使用説明書と一緒に保管しておくと便利です。


ただ、ケースが付いているかどうかはサイトや品目によるかもしれませんので、詳しくはご確認ください。
文房具店などの店舗
全国の主要文房具店や大型書店などでも取り扱われています。
実店舗で購入する場合のメリットは、実物を確認できるところです。私が見た店舗では、アクロ1000は陳列棚にペン単体で並んでいましたが、ケースに入っているところもあるかもしれません。
店頭に足を運ばれることがあれば、アクロ1000のスタイリッシュな外観を確認してみてください。また、もし試し書きができる場合は、そのなめらかな書き心地も体感していただければと思います。
なお、ケースについては、店舗によっては付いているのかもしれませんので、ケースが必要な場合は店頭で確認されてみてください。
「アクロ1000」のレビューまとめ
以上、PILOT(パイロット)のボールペン、Acro1000(アクロ1000)のデザインや書き心地などについてのレビューでした。
今回の記事のポイントをまとめると、👇です。
- 仕様
- 種 類:油性ボールペン
- サ イ ズ:最大径 φ9.8mm 全長 143mm
- 重 量:17.1g
- ボール径:0.3mm or 0.5mm or 0.7mm
- 軸 さ や:黄銅・塗装
- 方 式:ノック式
- イ ン キ:アクロインキ
- インキ色:黒
- 価 格:1,210円(税込)
- 外観
- ケース付き(Amazonで購入)
- 細めでスタイリッシュ
- 色あざやか
- 書き心地
- なめらかに書ける
- たまにかすれる
- 速乾性は高い
- 持ちやすさ
- 素材的に指が滑りやすい
- ペン長は平均的だが重め
- 低重心設計
- ノックについて
- ノック音ははっきりと聞こえる
- ソフトなノック感で指に優しい
- 購入場所
- Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど
- 文房具店など
パイロットの「アクロ1000」は、ひと言で言えば、スタイリッシュな外観と書きやすさを両立させたボールペンです。
細身で色鮮やかなその外観は、オフィスなどで存在感を発揮しますし、そのなめらかな書き心地で、仕事でも勉強でも活躍します。
一般的なボールペンと比べると少し重く、また、ペン軸がなめらかな分指が滑りやすいなど気を付けたい点もありますが、低重心設計のため、慣れてくると持ちやすく楽に書けます。
アクロ1000は、Amazon、楽天などのオンラインストアや文房具店などで購入できます。
文房具店ではその美しい外観を確認することができ、また、試し書きができる場合もあると思いますので、そのときはぜひ、なめらかなその書き心地も試してみてください。
オンラインで購入される場合は、定価より安く、かつ送料無料で購入できる場合があり、また、ケースが付いてきたりします。私は(当時)定価が1,100円(税込)であったところ、Amazonで900円(税込・送料無料)で購入しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
なお、アクロ300、アクロ500、アクロ1000の違いについては👇で詳しく解説しています。

